━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
PHAN. [ A.P.F. Mail Magazine ]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■No.007 ■2002-04-16
--------------------------------------------------------
●はじめに
--------------------------------------------------------
良かったですね。無事に勝って。
先日、開幕よりの連敗が11でストップ。
プロ野球ワースト記録に王手でしたからね。
もちろん我らが千葉ロッテのお話。
でもね次の日、新聞が楽しみだと思ったら休刊日・・・。

そんな感じで、こんにちは。ぽん輔です。
ではでは、第7号の始まりです。

※A.P.F.は千葉ロッテマリーンズを応援しています。

--------------------------------------------------------
▼INDEX▼
●「A.P.F.」NEWS
(1)「apf-jp.net」リニューアル
●お薦めモノ
(2)本
(3)本
(4)映画
●ボランティア
(5)くわまん日野日記
<第五部 =続々・日野町にて -つかのまの落ち着き- 前編=>

--------------------------------------------------------
●「A.P.F.」NEWS
--------------------------------------------------------
(1))「apf-jp.net」リニューアル
「apf-jp.net」が装いも新たにリニューアルしました。
作業中で一部ご覧いただけないコンテンツもありますが、
これからもよろしくお願いいたします。

http://www.apf-jp.net/

--------------------------------------------------------
●お薦めモノ
--------------------------------------------------------
(2)本
「天と地と / 海音寺潮五郎」
私が好きな歴史上の人物「上杉謙信」の小説です。
確か何年か前に映画化されたはずやから
知っている人は多いと思う。
史実ではないので
本当にこんな生き方をしたか不明ですが
とても魅力を感じます。
生涯結婚をしなかったので
女性ではと言う説もあるみたいですが
どうなんでしょう?
= ヨッシー =

(3)音楽
「深夜特急 / 沢木耕太郎」
以前、ドラマ化されてて有名だと思うのですが、
私のオススメです。
主人公は会社に縛られたカメラマンを辞めて、
ひとり旅に出る。
香港・マカオから始まりヨーロッパへと
さまざまな出会いとともに、自分を見つめ直す旅が続く。
そして旅の終着は・・・。
自分も一緒に旅をしている気になれる本。
これを読んでから、実際に旅に出てみては?
= マリリン =

(4)映画
「ひまわり」
イタリアの巨匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督が
構想から10年の歳月をかけて完成させた名作です。
戦争をひまわりの花になぞらえて、
引き裂かれた男と女の過酷な運命を描く、
悲しくも美しい愛の物語。
という、一度は観なくてはいけない映画でしょう。
スクリーンいっぱいの見わたす限りのひまわり畑、
圧倒的な黄色の存在感。
ひまわりがこの映画を観て以来、
陽気な花ではなく、悲しくも強い花に感じられます。
= ぽん輔 =

--------------------------------------------------------
●ボランティア
--------------------------------------------------------
(5)くわまん日野日記
<第五部 =続々・日野町にて -つかのまの落ち着き- 前編=>
10月27日
この日の朝、ぽん輔も日野に行くということで、
米子市内の「どこか」で寝ていた彼を車でひろった。
仕事の面接も終わり、
後は結果を待つだけで、時間ができたらしい。

センターに着くと、
今やっている現場で人手が足りないということで、
待機中だったおじいさんとそこへ。
移動にはそのおじいさんの軽自動車を使った。
始めは快調に走っていた。
ところが、信号待ちで止まる、青になる、
・・・(20秒)・・・、発車。
しかも、どうやらこれが通常の反応速度らしい。
・・・不安になる。
国道にでると50km/h程で走りだす。
この道の流れはおよそ50〜60km/h。
まずは順調。
しかし、おじいさんは話に夢中になってきた。
その熱の入り方に比例して、速度が下がりだし、
最終的には30km/hを割り込むほどに。
あまり車の通らないこの道で、
後ろは大渋滞。・・・不安はつのるばかり。

それでも、なんとか無事にたどり着いた。
そこで、大阪から来たというKMさんと知り合う。
彼はこのあとも何度か日野町に足を運んでいる人だ。
M新聞のカメラマンさんも来ていた。
ここでの依頼内容は瓦を屋根からおろすこと。
家は取りこわさなければいけないが、
瓦はまだ新品なので、また使いたいということだった。
全部人力で巨大な屋根の瓦おろし、
しかも屋根の上の作業で足元に気を使い、
瓦を割らないようにも神経を使う。
なんだか、変な汗が出た(どんな汗?)。
昼休憩で、
一旦、センターに帰ろうというころには、もうくたくた。
でも、まだ半分も終わってない・・・。

そして、センターへの帰り道、道が別れるところで、
「これ、どっちでしたかな?」と、おじいさん。
「右だと思いますよ」と、私。
でも、「いや、こっちだったでしょう」と逆へ(!)。
結局、道に迷った。
しかも、狭い道で、引き返そうと向きをかえるときには、
崖から落ちそうになるし。
・・・不安は確信に変わりつつある。

昼食をとり終わり、
再びあの現場にもどるころになると、
やってもやっても終わりの近づかない作業を思いだし
ブルーになる。
「なんとかテンションを高いところにもっていかないと」
と思いつつ、おじいさんの車に乗り込む。
でも、そのラジオから流れていたのは、
長渕剛「巡恋歌」。・・・つらい。
次に流れたのは、中島みゆき「悪女」・・・。
結局、ローテンションのまま現場に着いてしまった。

午後からは、ますます状況が悪くなり、
瓦を一枚一枚手渡しでおろすはめに。
瓦を一枚ずつ!!気が遠い・・・。

作業も終わり、センターへの帰り道、
信号のない交差点で国道に出ようとしたときのことである。
おじいさんが右を確認、車は来ていない。
左を確認、来ていない。
しかし、なかなか出ない。
そのうち、右から車。
おいおい、今でるんかい!全身が硬直。
断言しよう!不安などではない。
事故らなかったのは奇跡にすぎない。
今、私がここにいることは奇跡に近いのである。

この日の活動終了後、ぽん輔を米子駅に送った。
彼は、明日、明後日と日野に行くつもりということだった。

以下次号へ・・・
= くまわん =

--------------------------------------------------------
●「PHAN.」について
--------------------------------------------------------
読みにくいかもしれませんが「ファン」と読みます。
「phantasm(想像の産物)」と「fun(楽しみ)」をかけた造語です。
いろいろ楽しい事を想像して作っていきましょう、という事です。

【発行】 A.P.F.
【編集】 ぽん輔(浅井大輔)

--------------------------------------------------------
◇「PHAN.」は毎月1・16日配信です。
◇ご意見・お問い合わせなどは下記メールアドレスまで。

--------------------------------------------------------
■□□ apf-jp.net
□■□ http://www.apf-jp.net/
□□■ info@apf-jp.net

--------------------------------------------------------
Copyright(C)2000-2002 A.P.F. テキストの転載などはフリーです。

BACK