━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
PHAN. [ A.P.F. Mail Magazine ]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■No.010 ■2002-06-01
--------------------------------------------------------
●はじめに
--------------------------------------------------------
こんにちは、ぽん輔です。
先日知ったのですが、
某ダイエーで障害者や妊婦の専用駐車スペースに
駐車できる許可証の発行を始めたとの事。
実験段階では健常者の駐車が大幅に減ったという・・・。
相変わらずですね、何やってんだか。
そんな事してもする人はするよ、常識の問題なんですから。
根本的にダメなんですよね、何かが。

まぁ、でも相変わらずこれは始まります。
そんな感じで第10号のお届けです。

--------------------------------------------------------
▼INDEX▼
●「A.P.F.」NEWS
(1)いつのまにか10,000・・・。
●お薦めモノ
(2)本
(3)音楽
(4)映画
●ボランティア
(5)くわまん日野日記
<第六部 =シート張り繁盛記 -リスタート- 前編=>

--------------------------------------------------------
●「A.P.F.」NEWS
--------------------------------------------------------
(1)いつのまにか10,000・・・。
少し前の話で恐縮ですが、
いつのまにか「apf-jp.net」のアクセスが10,000を超えました。
これも皆様のおかげです。
これからもどうぞよろしくお願い致しますです、はい。

--------------------------------------------------------
●お薦めモノ
--------------------------------------------------------
(2)本
「大地の子 / 山崎豊子」
NHKの夜中の再放送は終わりましたが、
本では文春文庫で全4巻あります。
第二次世界大戦の終盤、
中国の満州に日本人が、開拓団として
強制移住させられる。
しかし終戦・・・。
命からがら日本に帰ろうとするが、
松本勝男はその途中に親を亡くし、
中国で残留孤児とて生きていくことになる。
1960年代に、中国では毛沢東による、
文化大革命の嵐が吹き荒れる。
日本人というだけで、囚人同様の扱いをうけ、
やっと外に出られても、
多くの困難が主人公には待ちうけていた・・・。
そして、日本人の父親と
の思いがけない再会を果たす。
しかし、彼が最後に選ぶ生き方とは・・・
中国と日本の政治的な背景に翻弄される
主人公の物語ですが、
私はこういう熱い話しが好きなんですよ。
ぜひ、本読んでくだい。
読み終わった後、何か心に残るものがあるはず・・・。
= マリリン =

(3)音楽
「ユリイカ / ジム・オルーク」
ジャケ買いした人も多いこの一枚。
友沢ミミヨ作の素敵なイラスト。
さらに中を開くとマー関口作の、
これまた素敵なイラストが。
名前を知らなくても、
どこかで目にしたことのあるイラストでしょう。
ジム・オルークをすでに知っている人も、
知らない人も、とりあえず絵を見て下さい。
音が聴こえてきます。
聴こえてこない人は、
聴こえてくるまで待ちましょう。
何時間でも、何日でも。
そして、聴いてみて下さい。
絶対にあなたの聴こえた音とは違いますから。
もちろん良い意味でね。
ジャケットと音楽が絶妙な組み合わせで、
って言うと
ちゃちいキャッチコピーみたいですが。
音のうねりに身をまかせたい人には向かないですが、
騙されたと思って、ね。
= ぽん輔 =

(4)映画
「レオン」
全国のヨッシーファンの皆様、こんにちは。
わたくしヨッシーはこの映画が好きです。
有名なのでストーリーは紹介しません。
誰が見ても結末が分かってくる簡単なものですが、
何故かいいですね。
レオンとマチルダの愛と言うより
レオンの不器用な生き方が好きです。
これはトニーの見方にもよりますが。
ラストに流れるスティングの
「SHAPE OF MY HEART」が、
また泣かせます。
ポロ、ポロロ〜ン?とながれるスパニッシュ・ギターが
これまた・・・。
スタッフロールを見ながら涙した人も多いでしょう。
この曲がこの映画の為に作られた訳ではなく
ベッソン監督自ら選曲したのはさすがです。
最近どこかの国のアイドルが同じ曲名を出しましたが
なんと・・・・事か。
バ・・ス・・・・ボ・・・のファンの皆さんには悪いけど。
= ヨッシー =

--------------------------------------------------------
●ボランティア
--------------------------------------------------------
(5)くわまん日野日記
<第六部 =シート張り繁盛記 -リスタート- 前編=>
11月14日
この日は、朝から雨が派手に降っていた。
依頼も減っているし、無理をすることはないと、
とりあえずセンターに電話をして様子をきいた。
「今日はねぇ、雨も降っとるし、
ボランティアさんも一人も来とうならんけん、
活動はできんじゃないでしょうか」と、
センターのNMさん。
日野に行くのはみあわせた。

この日吹き続いた強風により、
およそ一月半にも及ぶシート張り行脚を強いられることは
まだ知らない・・・。

11月17日
この日もくずついた天気だった。
この前と同じ状況だろうと、日野に行くのはやめた。

夕方、電話がかかってきた。
米子でいっしょに活動していた
S君(第2部参照)からだった。
また、しばらく米子の実家に帰っているので、
日野に来ているとのことだった。
現在の日野町の状況を尋くと、
先日の強風で張ってあったシートがはがれ、
シート張りの依頼が
一日にいっきに20件以上(!)入ったということだった。
行かねば。

11月18日
S君にさそわれたこともあり、
米子のボランティアセンターの反省会に出席。
しかし、時間ギリギリまで入口で待っていたけど
彼は現れず(彼が来たのは結局終了間際だった)、
しかたなく部屋へ向かうと
見たことのある赤いジャンパーが。
いましたいました、あべちゃんです。
なんか場違いな感じで心細かったので、
ほっとした気弱なくわまんであった。
始まってみると、
参加者はなんらかの団体の人がほとんどで、
一般ボランティアは3人だけだった。
やっぱり、場違い。
またまた心細い気弱なくわまんであった。
内容は会計報告と各参加者の気付いた問題点の確認
といったようなものだった。
そのなかで、
予算の大半がボランティアの食事にあてられていたことに
批判的な方もおられた。
しかし、私はボランティアに対し活動中の食事くらい
提供してもいいと思う。
遠方からわざわざ来られた方に対する
気持ち的な面もあるし、長期的に活動できる、
比較的時間のある者は
学生や無職の人などが多いはずで、
これらの人は金銭的な余裕はないと思われるからである。
現に私も、
全ての食事を自分で用意しなければならないのであれば、
ここまで多く活動することはできなかったろう。

以下次号へ・・・
= くまわん =

--------------------------------------------------------
●「PHAN.」について
--------------------------------------------------------
読みにくいかもしれませんが「ファン」と読みます。
「phantasm(想像の産物)」と「fun(楽しみ)」をかけた造語です。
いろいろ楽しい事を想像して作っていきましょう、という事です。

【発行】 A.P.F.
【編集】 ぽん輔(浅井大輔)

--------------------------------------------------------
◇「PHAN.」は毎月1・16日配信です。
◇ご意見・お問い合わせなどは下記メールアドレスまで。

--------------------------------------------------------
■□□ apf-jp.net
□■□ http://www.apf-jp.net/
□□■ info@apf-jp.net

--------------------------------------------------------
Copyright(C)2000-2002 A.P.F. テキストの転載などはフリーです。

BACK