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PHAN. [ A.P.F. Mail Magazine ]
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■No.022 ■2002-12-01
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●はじめに
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年明けにイタリアでクローン人間の赤ちゃんが誕生だそうで。
どうなんですか。どうなんでしょう。
なんだかねえ、って感じで。
テクノロジーの進歩なんでしょうけどね。
ドラえもんや鉄腕アトムには夢を感じて憧れても、
サイボーグ009には憧れない、
そんな僕のひとり言・・・。

さて、こちらは深く考えないでお楽しみください。
第22号のお届けです。

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▼INDEX▼
●「A.P.F.」NEWS
(1)新連載スタート。
●お薦めモノ
(2)ビバ!ナインティーズ
(3)時計
●ボランティア
(4)ボランティア・アラカルト
(5)くわまん日野日記
<第十部 =新世紀の幕開け 前編=>

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●「A.P.F.」NEWS
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(1)新連載スタート。
今号より「ゆうさく」さんによる新連載、
「ビバ!ナインティーズ」が始まりました。
テーマは音楽、
「中古屋で買える90年代の隠れた名曲特集」という事で。
みなさん、よろしくです。

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●お薦めモノ
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(2)ビバ!ナインティーズ
「Vol.1 Satellite Lovers / Sons of 1973・Sons of 1997」
初めまして。このコーナーでは
90年代を中心に埋もれた名盤を紹介しようと言うコーナーです。
ひとつよろしくお願いします。

それでは早速今回紹介するのはSatellite Loversという、
日本の3人編成のフリーソウル・ユニットです。
全体のサウンドも心地よく作られている中やはり特色は
ずばり「女ビッケ」とも呼ばれた、
ポエトリー・リーディングのスタイルでしょう。
これがフリーソウルを基調としたバックサウンドにマッチして
実に聴き心地良い曲になっています。

"Sons of 1973","Sons of 1997"の2枚のミニアルバムが
同時発表されましたが、
「1973」がゲストにHicksvilleを迎えて軽やかなサウンド、
「1997」はゲストにD.M.B.Q.を迎えてガレージを意識したサウンド
("Beastie Boys"というタイトルの曲もあり!)と特色を出しています。

中のアートワークもかなりうまく仕上がっていますし、
機会がありましたら是非ご一聴下さい。
それでは今回はこの辺で。
= ゆうさく =

(3)時計
「TYPE MARINE / Bell & Ross」
今回のお勧めは、
ベル・アンド・ロスのタイプ・マリーンという時計です。
(なんか、テレビショッピングみたいないいまわしだな・・・)
私はぜんぜん時計のことはわからなくて、
うんちくなんか言えたりしないんですが、
これは気に入ってます。
ただ、これを読んでみんながもってるようになったりしたら
(そんなわけないけど)いやだったりします。

この時計は「TYPE DEMINEUR」という時計と全く同じ機能と性能で
ただデザインだけが違うというものです。
このタイプ・デミナ―という時計は、
地雷除去を行うのに採用されている時計で(フランスだったかな)
外からの磁気の影響を全く受けず、
外にも磁気をもらさないというものです(と思います)。
で、200m防水になってます。

デザイン的には、
すごくシンプルで非常にあっさりしたものです。
それが、ごてごてしていたり、はではでだったりしなくて
非常に気に入ってます。

ということで、お気に入りの時計を紹介しましたが、
みなさん、買ったりしないでくださいな。
ではでは、くわまんでした。
= くわまん =

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●ボランティア
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(4)ボランティア・アラカルト
ボランティアに対する考え方は、みなさんそれぞれです。
相容れない部分もたくさんあるでしょう。
個々人のボランティアについての考え方です。

ボランティアって何??
わかりませんでした。知りませんでした。
興味もあんまし、ありませんでした。
鳥取に行って感じたことは、当たり前だけど、
『自発的なもの』 ということ。
私が鳥取に向かうまでの過程はこうです。
(※被災地の方ごめんなさい)
テレビを見て、ああ、災害が起きてる、
ヒマだしナー、時間たっぷりあるし、
なんだか人助けしたい気分。
行かなきゃ?!でも、役に立つのか?私なんかが?
行こうかな・・・、どうしようかな・・・、うーん。
と、悩んでいるとき、
行動が最後『行ってみるべ。』となったのであります。
ここで悩んだ(少し)あげく
『自発行動』したのであります。
だからボランティアは誰かに決められて、
何かをやることではないですよね。
自分の時間が大切なら、
うんと自分の時間を楽しめばいい。
みーーんな足並みそろえて
さぁ、ボランティアっすよ!ってやる必要なし。
自発的なものであるから、
みな目の色が違ってて 明るいのだっ。
やる気満々、足取り軽い。
自分でも感じるが、気持ちが元気なのだ。
= なおぽん =

(5)くわまん日野日記
<第十部 =新世紀の幕開け 前編=>
1月8日
特にすることはないだろうと思いつつも、
様子が気になり日野町に行ってみた。
久々に通った根雨の町(センターがあるところ)は
なんだか寂しくみえた。
センターに着くまでほとんど人を見ることはなかった。
ボランティアがあふれることは随分前からなくなっているし、
家屋の解体はそろそろ全部終わったころだろうし、
この季節に屋根の作業はできない。
このようなことだけが理由なら
日野も落ち着きをとりもどしつつある
ということでうれしいのだが、
地震前の日野をよく知らない私としては
地震で活気を失ってしまったのではないかと不安にもなる。

センターに着くと、センター職員のNMさんが
「あけましておめでとうございます」と暖かく迎えてくれた。

センター内は、
この建物の年一回の清掃をする業者がはいるのにそなえて
かなり片付けられており、閑散とした印象だった。
ずっとここで活動していた者としてはなんとなく寂しい。
その片付けの一環として、
地震直後にスタッフがセンターで寝るのに使っていた毛布を
藤原自動車号で
ボランティアの宿泊所となっていた社会体育館に運んだ。
もちろん、このころここに泊まるものはいない。
終了後、「今年の活動第一号です」とNMさんの認定をいただいた。
うれしいやら、うれしくないやら。
「それって、今世紀一号ってことや。すごいで!」
とは、ヨッシーの言。
う〜ん・・・。

シート張りの依頼も2件はいっていたが、
いずれも緊急ではないということで、
天候をみてWさんを筆頭とするシートチームに
召集をかけるということだった。
くるんだろうなぁ。
きのうも凄い風が吹いたらしいし・・・。

夕方のニュースで米子で新生児が連れ去られたことを知った。
ここのところこのあたりのニュースが
全国ニュースとなることが多いが、
どれもこれも暗い話ばかりでろくなものがない。
はぁ・・・。

1月14日
この日は雪がめちゃめちゃ降っていたが、
復興イベントとして鳥取県出身の黒木梨花の
チャリティーコンサートが開かれるということで、
日野に向う。
道中、新生児連れ去り事件の検問にあう。
これで3回目。
「そんなに俺は怪しいかぁ〜〜!」

会場では、もちつきをしてみんなでおしるこを食べたあと
(甘党のYG先生は何杯も食べていた)、
コンサートが開かれた。
白状すると、私はこのときまで
黒木梨花がどんな人物であるか知らなかった。
しかし、歌を聴くと「あぁ、この歌の人か」という感じ。
仕事で使う車はAMラジオしか入らないため
よくローカルの放送(BSSラジオ)を聴いているが、
これでよくながれていた。
コンサートは非常にほのぼのとした雰囲気で、
黒木さんが会場の全員と握手をしてまわっていた。
その途中で、照れながら握手をしているおじさんがいた。
よくみるとNJさんだった。
かくいう私も、今まで知らなかったくせに、
握手をしてちょっとうれしかったりして。

夕方、帰ろうと、凍った駐車場をコケないよう気をつけながら
車のところまで行くと、
みごとなまでに車が凍り付いていた。
凍えながら車に乗り込み、そそくさとエンジンをかけようとした。
しかーし!エンジンがかからない。
いや、正確にはキーが回らない。
何回回そうとしても回らない
(なんか目が回りそうな字面だ)。
「このくそ寒いのになんてこったい!」
しばらく考えて思いついた。
「もしかしてハンドルロックか?」と。
このときは雲間からひとすじの光がさしたように感じたが、
やっぱりダメ。
「俺はこんなところで凍え死ぬのか・・・」
絶望感が漂う(大げさ)。
困りはてた私は、この車は借り物だったため
(なにをかくそう、愛車シルビアにはスタッドレスがない!)、
一応ふだん乗っている者に電話してみた。
「あぁ、ときどきなるよ。もう少し挑戦してみたら?」
なんじゃ、そりゃ。
結局、車に乗り込んでから20分程でキーを回すことに成功。
死なずにすんだ
(だから、大げさだって!)。

家に帰ると、例の赤ちゃんが無事保護されたことを知る。
あべちゃんちのすぐ近くにいたらしい。
久々の明るいニュース。

以下次号へ・・・
= くまわん =

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●「PHAN.」について
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読みにくいかもしれませんが「ファン」と読みます。
「phantasm(想像の産物)」と「fun(楽しみ)」をかけた造語です。
いろいろ楽しい事を想像して作っていきましょう、という事です。

【発行】 A.P.F.
【編集】 ぽん輔(浅井大輔)

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◇「PHAN.」は毎月1・16日配信です。
◇ご意見・お問い合わせなどは下記メールアドレスまで。

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