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第3回「今回はフライフィッシング」

 前々回は「あまご釣り」でしたけど、今回は「フライフィッシング」の事を少し。

 上の二つを体験して決定的に違うのは「えさ」をつけるかどうかですね。「あまご釣り」の餌は放流直後は「イクラ」、時が経つに連れて「ミミズ」もしくは「川虫」になって行きますけどこれは何故か。答えは簡単。養殖されている時餌は「イクラ」しか与えられていないから。しかし放流されて時が経つと「イクラ」なんか当然ないから自分で食べれる物をさがすんやね。それが「ミミズ」や「川虫」など。養殖育ちとは言えたくましいものです、温室育ちの私とえらい違い。

 「フライフィッシング」は当然餌はなく付けるのは「疑似餌」。この「疑似餌」店でも売ってますが、「フライフィッシング」にはまっていくと自分で作っていきます。この作業の細かい事、手先が不器用と言われている西洋人が考え出した物とは思えないくらい細かい。私は自分では作ろうとは全然思いませんなんせ不器用やから、北海道の師匠から頂いた物もあるしね。でも日本人も独自に「てんから釣り」で「毛ばり」を作ってるから、人間考える事は全世界共通かも。

 「フライフィッシング」の師匠の話によるとこっちの川は大陸的。流れがゆったり蛇行しながら流れているし、本州の渓流みたいにV字渓谷にあまりなっていないとの事。9月にもなると産卵の為にカラフトマスやサクラマスなどが遡上してくる。これが足元をすっと通るとビックリ、なんせ40cm以上の大物ばかり。しかしこう言った魚は釣りません(釣れないんですけどね)、もう人生を終わろうとしているから。鮭も遡上してきますけどこれを釣ると罰せられます。(実際には釣れませんが網など仕掛けを作って密漁するそうです。毎年何人か捕まってます。身も痩せて美味しくないそうです。)

 北海道の川というと「西別川」は特別で水の温度が一年中一定していて、そのせいか川の中が藻で一杯。これがまた曲者で藻をちぎらないように歩かなあかんし、ゆったり流れている様に見れるんやけど実は流れが結構速い、何回こけそうになったことか。しかしこの川は美しい。晴れた日にこの川で釣りをするとなんと気持ちのいい事か!フライフィッシングをやる人の憧れの川になっているのもうなずけます。この川では「おしょろこま」「にじます」「やまめ」等を釣らせてもらいました。当然入漁料なんか払っていません。北海道に行ったらこの川を探してください心が洗われます。都会の雑踏を避けてこんな川をのんびり眺めるのもいいものです。しかし熊には十分注意を!いつ出会うかは分かりませんし足跡も実際に見ました。

 それでは強引にまとめます。餌釣りをやる人、フライフィッシングをやる人も「キャッチアンドリリース」「お持ち帰り」する人両方いてます。それはそれでいいと思いますが、お互い非難する事は辞めましょう。今の世の中釣りは完全に趣味の世界になってしまったから、釣れなくても楽しい物です。もちろん釣れると嬉しいですけどね。目を三角にしなくて心の浄化に釣りに出かけましょう。もちろん釣り場のゴミは持ちかえって汚さないのが鉄則ですけどね。

 まとまりましたかね?

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