どうもどうも、くわまんです。それでは久々、講義を始めましょう、始めましょう。
今回のテーマは、「労働関係のもめごと、どうすんの?」です。なんか、暗いイメージのテーマだなと思ったでしょう!そういうイメージも確かにあるかもしれないけど、これは結構タイムリーな話題だと思うのでこれにしました。なんでタイムリーかって?それは・・・
<1>不景気→業績悪化→突然の賃下げ→納得できない<2>不景気→業績悪化→リストラ→納得できない<3>不景気→業績悪化→企業改革→慣れない仕事へ配置転換→納得できない
なんてのが増えてるからですよ。途中まで全部いっしょだなんてつっこみはなしね。まあ、とりあえず不景気だってことですよね。とにかく、そんなこんなで労働関係でのトラブルってのが増えてるんですな。
で、労働関係のトラブルを解決するための制度として、労働関係調整法というのがあります。これは、労働組合と会社との労働関係上の問題を調整するのが目的です。その調整のために「あっせん」、「調停」、「仲裁」というのがあります。みんな、ごく大雑把に言えば同じような制度なんですが(ここまで言うと言い過ぎかも)、その中で一番一般的なものが「あっせん」なので、これを紹介しましょう。
「あっせん」というのは、公平な第三者が双方の言い分をきいて、お互いが納得できるポイントを探ることによって、トラブルの調整をするものなんです。これは、一般的には各都道府県の地方労働委員会に申請することによって、受けることができます、はい。
地方労働委員会って何?って人は、自分の住んでるところの都道府県庁に聞いてみてくださいな、それで教えてくれるとおもいますよ。都道府県の機関ですから。
ここで、思いましたね、「自分は労働組合に入ってないけど、どうしたらいいん?」って。そう、最近は労働組合の結成率が下がってきていて、労働組合に入ってない人も増えてるみたいなんですよね。
そういう事情もあるもんだから、最近、労働組合に入っていない人も個人で受けれる「あっせん」もできたりしてるんです。これは労働局で受けることができます。それから、各都道府県の地方労働委員会でも、「あっせん」が受けれるように最近はなりつつあります。ただ、これは各都道府県の条例などでつくられる制度なんで、やってるところもあれば、やってないところもあります。やってないところは、自分の住んでるところの政策を恨むしかないですが・・・
はい、何かいつもと違ってあまり調子が出ませんでしたが、これで今回は終わりです。では、また来週!!(来月?いや、来年?)
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