朝、日野へ向けて出発すると、「災害支援者」と大きく書いた紙を張ったハイエースを目撃。後で聞いたところによると、やはり、あべちゃんたちを乗せた車だった。
センターに着くと、Wさんと久々のご対面。とはいえ、1週間ぶりですらない。あれだけしょっちゅう顔を合わせていると、少し間隔があいただけでそう感じる。冷静に考えるとちょっと怖い。今日は2人っきりの作業になりそう。センターを出る前に新聞を読んでいると、芸予地震でボランティアが不足しているとの記事があった。向こうに行っても無駄ということはなかったらしい。
午前中は、地震で壊れたブロックを処分して欲しい、という依頼を消化することになった。しかし、何度電話しても話し中で依頼者と連絡がとれない。やむを得ず連絡なしで現地に行ってみることに。依頼のあった家に着くと、ちゃんとおばあちゃんが出てこられた。
「ずっと電話しておられました?」「いーえ、電話はしとらんかったです。」受話器がはずれてるのかもと、電話を見るがちゃんと受話器は置いてある。おばあちゃんに電話番号の確認もしてみたが間違ってない。携帯から電話してみた。・・・・・・やはり、話し中・・・・・・。・・・・・・なんで?今度は問題の電話から自分の携帯にかけてみた。・・・・・・なんか変な音がしてつながらない。さらに、おばあちゃんが友達の家に電話してみた。すると・・・・・・、つながったではないか!!
いろいろ検討した結果、電話線も完全に不必要なほど長かったし、どこか断線しかけているかなんかで、接触不良個所があるんだろうということになった。今までもこういうことあったんだろうなぁ。でも、自分では気づかないし・・・・・・。ま、当の本人はあまり気にしてないみたいだったけど。また犠牲者(?)がでるんだろうね。
午後からは、驚くなかれ、またもTばあちゃん宅へ。え?あれ以上何の仕事があるのかって?はがれかけた壁のモルタルが隣の家の方に崩れ落ちて迷惑をかけるのではないか、ということで、年末にシートを張って隣に崩れ落ちないようにしていたのだが、結局そのモルタルをはがしてしまっていて、それを処分してほしいということだった。
現場についてみると、はがした大量のモルタルがこなごなに砕いてあった。この家のおじいさんがこつこつと砕いたらしい。Tばあちゃん曰く、「そんなことせんでもいいと何度も言うだけど、全然きかんだけん。」
ちなみに、このおじいさんは完全にぼけちゃってるのだが、Wさんが言うには、「あのおじいさんはね、パーキンソン病ですから、はい。まあ、平たく言えばボケですけどね。そんなストレートには言えないですからね。」???もしかして、アルツハイマーか???
作業の方はというと、モルタルを軽トラにめいっぱい積んで、震災関連の瓦礫置き場となっている滝山(たきさん)公園まで2往復。2人でやるのはちょっとつらい。
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