この日は雪がめちゃめちゃ降っていたが、復興イベントとして鳥取県出身の黒木梨花のチャリティーコンサートが開かれるということで、日野に向う。道中、新生児連れ去り事件の検問にあう。これで3回目。「そんなに俺は怪しいかぁ〜〜!」
会場では、もちつきをしてみんなでおしるこを食べたあと(甘党のYG先生は何杯も食べていた)、コンサートが開かれた。白状すると、私はこの時まで黒木梨花がどんな人物であるか知らなかった。しかし、歌を聴くと「あぁ、この歌の人か」という感じ。仕事で使う車はAMラジオしか入らないため、よくローカルの放送(BSSラジオ)を聴いているが、これでよくながれていた。
コンサートは非常にほのぼのとした雰囲気で、黒木さんが会場の全員と握手をしてまわっていた。その途中で、照れながら握手をしているおじさんがいた。よくみるとNJさんだった。かくいう私も、今まで知らなかったくせに、握手をしてちょっとうれしかったりして。
夕方、帰ろうと、凍った駐車場をコケないよう気をつけながら車のところまで行くと、見事なまでに車が凍り付いていた。凍えながら車に乗り込み、そそくさとエンジンをかけようとした。しかーし!エンジンがかからない。いや、正確にはキーが回らない。何回、回そうとしても回らない(なんか目が回りそうな字面だ)。「このくそ寒いのになんてこったい!」
しばらく考えて思いついた。「もしかしてハンドルロックか?」と。この時は、雲間からひとすじの光がさしたように感じたが、やっぱりダメ。「俺はこんなところで凍え死ぬのか・・・」絶望感が漂う(大げさ)。
困りはてた私は、この車は借り物だったため(なにをかくそう、愛車シルビアにはスタッドレスがない!)、一応ふだん乗っている者に電話してみた。「あぁ、ときどきなるよ。もう少し挑戦してみたら?」なんじゃ、そりゃ。結局、車に乗り込んでから20分程でキーを回すことに成功。死なずにすんだ(だから、大げさだって!)。
家に帰ると、例の赤ちゃんが無事保護されたことを知る。あべちゃんちのすぐ近くにいたらしい。久々の明るいニュース。
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